新潟日報:ノロ46人集団感染、東新潟病院 2人死亡、病院は因果関係否定

記事要約

新潟市中央区東新潟病院で、患者や看護師ら計46人が下痢や嘔吐などの症状を訴えていたことが28日分かった。このうち2人からノロウイルスが検出された。市保健所はノロウイルスによる集団感染とみている。46人のうち87歳の男性患者と99歳の女性患者はいったん回復した後、28日に死亡したが、病院は死因についてそれぞれ、誤嚥(ごえん)性肺炎と心不全としてノロウイルスとの因果関係を否定している。


疑問

ノロウイルスの予防策はあるのか。



考え・主張

ノロウイルスは乳幼児から高齢者に至る広い年齢層で急性胃腸炎を引き起こすウイルスで、11月から3月の主に冬季に多発するが、年間を通して患者はみられる。ノロウイルスは下痢だけではなく嘔吐を引き起こすことが特徴である。下痢であれば、ウイルスはトイレで流されるため広がりにくいが、嘔吐の場合、適切に処理・消毒をしないとウイルスが床に残る。乾燥しホコリと共に空気中に舞い上がり感染が広がっていくこともある。ノロウイルスには有効な抗ウイルス剤はなく、通常、対症療法が行われる。予防策としては、手洗い、タオルなどを共用で使用するのを避ける、下痢やおう吐等の症状がある人は食品を取り扱う作業をしない、食品にしっかり熱を通して食べる、便や吐物の処理をする時は素手で触らず、必ずビニール手袋を使用し、汚物の消毒は市販の塩素系消毒剤(漂白剤)を希釈したものを使用するなどがある。





その他

特に無し。