北海道新聞:ホタテの天敵ヒトデ、発信器で追跡 網走水試、7月から調査

記事要約

道立総合研究機構網走水試(野俣洋場長)は7月から、ホタテの天敵であるヒトデの生態を探る調査に約30年ぶりに乗り出す。オホーツク、根室両管内のホタテの産地ではヒトデによる食害が深刻化し、駆除が急務となっているが、その生態は明らかになっていない。海底での移動を超音波で追跡するなどし、ヒトデの効果的な駆除とホタテの安定生産につなげたい考えだ.



疑問

ヒトデはどのようなものを食べるのか。


考え・主張

餌は二枚貝などの動きの遅い小動物であるが、海洋ではこの範疇の動物はかなり数が多いので、ヒトデは重要な肉食者である。食べ方は独特で、二枚貝を腕に抱え込み、管足の力でじっくりと時間をかけて開ける。さらに、胃を体外に出すことができ、これで食物を包んで消化液を出し、そのまま消化吸収してしまう。このような特殊な食べ方で、普通の動物には食べにくい固着性の貝(カキ等)なども餌にしてしまう。一説によると、ホタテガイなど二枚貝の一部に見られる急激な移動能力はヒトデの捕食から逃れるために発達したと考えられている。実際には甲殻類や環形動物、時には小魚までが餌になっている。



その他

特に無し。