岩手日報:海女の素潜り実演、予約殺到 久慈・小袖漁港

記事要約

NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の影響で、久慈市宇部町の小袖漁港での小袖北限の海女の会(大向広子会長)の素潜り漁実演の見学予約が殺到している。ロケ受け入れのため例年より20日遅れの7月20日に始まる。同会は土、日曜と祝日の素潜り漁の定時実演のほか、平日に団体の予約を受け付ける。漁港内にある小袖海女センターのカレンダーは予約内容を書いた付箋紙で連日埋まり、多い日は1日7団体が入っており、予約は9月末までびっしりである。同会で活動する現役海女は約20人で、高校生海女クラブの手も借りながらフル回転で臨む。

疑問

素潜り漁が行われるようになった背景はどのようなものか。



考え・主張

私は見ていないのだが、「あまちゃん」は大人気で、小袖海岸には観光客が絶えないという。被災地の復興に一役買っているようで、非常に良いことだと思う。小袖海岸における採捕による沿岸漁業では、ウニ(夏)、アワビ(冬)、海藻などが獲れる。これらを採捕対象とする磯漁業では、全国的には漁船から箱めがねと鈎棒で採捕するのが一般的であるが、小袖海岸は海岸段丘となっており、海岸から数百mは海蝕によって地形が複雑な上、外洋に面しているため波や流れも複雑であることから採捕しながらの操船は困難であり、潜って採捕する方が効率が良い。そのため、漁船からの採捕はそれより沖合いの定常的な波の水域で行われている。このような漁法の違いから、潜った方が効率が良い水域では海女が、漁船を用いた方が効率が良い水域では男性漁師が漁を行うという形が出来た。




その他

特に無し。